ジム体験記

アメリカに移って食生活も変わりすっかり巨大になってしまった。

子供3人出産の後ちょっと頑張って運動を始めた。

ジムに入り真剣に運動を始めたのは15、6年前で、ジムデビュー当初はコソコソとプールに行ってひっそりと泳いで帰っていた。水泳は一番上の子が産まれる2日前まで泳いでいたので、私にとっては勝手の分かるスポーツで、またあまり人ととも会わない。

水着にはちょっと抵抗があったけど、一度脱いでしまえば度胸がつく。

上のジムで何をしていいかわからないので一人で出来る水泳はピッタリの運動だった。でもジムに慣れてくると、ちょっと好奇心が湧く。

グループエクササイズの時間割をチェックし、まずスッテップのクラスに行ってみた。約45分間ノンストップで音楽に合わせて色々なスッテップを踏んでいく。インストラクターが出すキューのスッテップ名がわからず、他の人を見ながら必死について行く。クラスが終わった後は汗ダク息は切れる、とえらい事になっていた。

他の人達は汗はかいているものの皆んな余裕で余談を楽しんでいた。あ〜しんど、と挫折するかと思ったけど、このグループは皆んな気さくな人達で、新米の私に声をかけてくれすぐに皆と気が合い週3回楽しくスッテップに通った。

慣れてくるとまたまた好奇心がメラメラと湧いてきて他のクラスもチェックすることに。これが私の筋トレデビューだった。クラスを覗きに行くと、最前列で年配のカップルがダンベルを上げている。あ〜コリャ〜余裕だな、と思いつつも一番後ろの隅に陣取り初めてのクラスに挑んだ。

で、結果はもう散々な事に。5パウンドのダンベルを上げるだけでフーフー言っているのに、あの年配カップルは軽く12パウンドをあげてるではないか!!私よりはるかに体重のある人も余裕で私の倍くらいのダンベルを上げる。プライドは粉々、その上次の日はベッドから起き上がるのがひと苦労で数日筋肉痛で辛い思いをした。

このグループは中心の人達だけが仲良くしている感じで、他の人達を暖かく迎えるという雰囲気はなかった。なのでこのクラスに行く時はグループのクラスだけど、いつも自分1人のトレーニングになっていた。

でもこのクラスも挫けず、黙々とダンベルを上げた。